鋼製ナットの保証荷重 細目ねじ
鋼製ナット(並目ねじ)JIS B 1052-2ボルトと違い、同じ強度区分でも呼び径が大きいほど保証荷重応力が上がります。鋼製ナット(細目ねじ)JIS B 1052-6並目ねじとは別の規格です。同じ強度区分でも応力が高く、使える呼び径の範囲も狭くなります。ステンレス鋼製ナット(並目ねじ)JIS B 1054-2保証荷重応力は呼び径では変わらず、ナットの高さで 2 つに分かれます。ステンレス鋼製ナット(細目ねじ)JIS B 1054-2保証荷重応力は並目ねじと同じです。有効断面積が大きくなるぶん、保証荷重も大きくなります。
備考
- 保証荷重は有効断面積に保証荷重応力を掛けて算出した値です。有効断面積の式は JIS B 1082 によります。原典の表と一致することを確かめています(JIS B 1052-6:2009 表6)。
- 並目ねじとは別の規格(JIS B 1052-6)で、使える範囲が違います。呼び径は 8 mm 以上、強度区分 9 はありません。表に出るのは原典が扱う 19 の呼びだけで、ボルトの原典(JIS B 1051)より 3 つ多くなります(
M18×2・M20×2・M22×2)。空欄は、その呼びにその強度区分の規定が無いことを表します(区分 10 と 12 は呼び径 16 mm 以下だけ)。 - 同じ強度区分でも並目ねじより保証荷重応力が高くなります。区分 8 なら並目の 855〜920 N/mm2 に対して 955〜1090 N/mm2 です。細目はねじ山が弱いぶん、ナット側に高い強度が求められます。
- ここに載せた値は常温での値です。高温・低温では機械的性質が変わるため、そのまま当てはめないでください。
- 参考文献: JIS B 1052-6、JIS B 0205-4、JIS B 1082
